協会の概要

ご挨拶

平素より長久手市国際交流協会の活動に深いご理解とご支援をいただき、誠にありがとうございます。

当協会は、ベルギー・ワーテルロー市との姉妹都市提携の締結(1992年)が契機となって、1994年に設立されました。2022年10月ワーテルロー市との交流は、30周年を迎えます。

当協会は、設立以来、愛・地球博を経験し、その活動を大いに活発化してきました。ただ、新型コロナ感染症の影響で、現在、国際交流フェスタ、ホームスティをはじめとした国際交流活動は休止状態が続いております。そうした中でも、2021年3月7日に開催した「自宅が世界とつながるオンラインチャレンジ2021」は、新しい国際交流の可能性を大きく広げました。

 2021年5月、当協会の目的として「日本人と外国人がともに理解しあい、地域の一員として活躍するまちの実現」を新たに掲げました。長久手市が2021年2月に策定した「多文化共生推進プラン」に呼応するものです。長久手市は、住民の平均年齢が「日本一若いまち」として注目を集め、外国人住民数も現在約1200名と増加傾向にあります。日本語指導が必要な児童・生徒数も増加し、日本語指導や生活・教育支援の重要性が増しています。

そのため当協会では、大人対象の日本語教室(木曜日・土曜日)に加え、子どもを対象とした日本語教室(日曜日)を2021年3月に開設しました。また2021年6月に開館したリニモテラス公益施設では、外国人、日本人が気軽に集える場づくりとして「NIA 集いの広場」を毎週土曜日に開催しています。いずれの活動も、在住外国人との交流や相談窓口になることを目的としています。さらに、小学校、中学校と連携した外国人生徒の校内生活、日本語学習を支援するサポーターの養成が急務となっています。

 当協会は、「まざって暮らす長久手」の醍醐味を皆さまと共有できるよう努めてまいります。引き続き、市民、企業、団体、教育機関、行政の皆さまのさらなるお力添えをお願い申し上げます。 

2022年3月

長久手市国際交流協会 会長 稲村哲也

協会設立のあゆみ

1991年(平成3年)3月、長久手町町制20周年を機に、国際交流に係わる協会組織の設立が検討されました。しかし、まず、先行していたホームステイ事業の補助の確立から着手し、時期を見計らって検討することになりました。

1992年(平成4年)10月8日、長久手町がベルギー王国ワーテルロー市と姉妹都市提携を結び、その交流事業をはじめ、各種国際事業ならびに国際交流事業の拡充が望まれるようになりました。町民の皆様においてもその関心は高く、町民レベルでの交流の広がりを強く望む声も強まってきました。この気運を好機に、1991年(平成3年)に策定された「第3次長久手町総合計画」に位置付けられた国際交流協会設立を実現すべく、1994年(平成6年)2月18日設立準備会発起人会が発足され着々と準備が進められました。

そして、1994年(平成6年)6月30日、姉妹都市をはじめ世界の国々とと交流の和を拡げることによって、国際親善と世界の平和に寄与することをめざし、広く町民の皆様と行政が一体となった長久手町国際交流協会が設立されました。

2012年市制施行に伴い長久手市国際交流協会に名称変更。

目的

日本人と外国人がともに理解しあい、地域の一員として活躍するまちの実現を目指すことを目的としています。

基本方針

  • 国際交流及び多文化共生の促進
  • 地域日本語教育の体制づくりと内容の充実
  • 外国人市民への日常生活サポート
  • 協会の広報及び他団体との連絡調整
  • その他協会の目的を達成するために必要な事業